2015年8月26日水曜日

発信したい気持ち、Podcast、エンジニアではないぼく。YAPC::Asia Tokyo 2015。


ぼくは残念ながらエンジニアではない。

大学の文系学部を卒業し最初に入った会社はゲーム会社だったけれども仕事は事務。
ゲームを作りたいと思っていたんだけれどもどうやったら作れるのかよくわからなかった。

今思うとリサーチ力不足も甚だしいのだがプログラミングなるものをあの時点で知っていたとして僕はゲームを作れたのだろうか。
それはどうにもよくわからない。

ただ今、言える事はぼくはWebサービスを作ってみたいのに作る技術がないということである。
ジーズアカデミーと言うゼロからエンジニアを目指そうと言う学校に通っていて、HTML/CSS/JavaScript/PHP/MySQLの最低限は使えるようになったんだけど。
卒業制作としてWebサービスを作りロンチするという当座の目的地を見上げると、悩みが尽きない。



前置きが長くなった。

そんなわけでのアカデミーの課題と言うやるべきことをやっていない状態であったが、プログラミング言語Perlのお祭り YAPC::Asia Tokyo 2015 にはじめて参加してきた。
他の参加された皆さんのブログを見ていると、どのトークが印象に残った、とか技術的に感慨を受けた、とかプロのエンジニアならではというコメントを多く見る。正直、カッコいいなと思う。
書かれている皆さんはそんなこと思っていないだろうが、傍から見るとカッコいいのです。

...残念ながらぼくはエンジニアではない。
本質的なので2回言いました。
トークの中身の凄さを実践レベルで感じられないもどかしさでいっぱいだ。

今回、主にしたことといえば、エンジニアに向けたPodcast “Rebuild.fm” の宮川達彦さんや伊藤直也さん、そして “wada.fm” でお馴染みの和田裕介さん(ゆーすけべーさん)に声をかけて写真を一緒に撮っていただいたことである。

なんというミーハー。
しかも、声をかけて一緒に写真を撮っていただくなどと言うのはミーハーすぎて恥ずかしいなと思っていながら、それでもやっぱり写真に一緒に写りたかったと言うのは、もはや一回りしてかわいさすら感じる。
って自分で言ってる場合か。

こんなただのファンないきなりのお願いを快諾してくださった宮川さん、伊藤さん、ゆーすけべーさんには本当に感謝しています。ありがとうございます。
こうしてますますファンになるという無限ループ。






さてなぜPodcastはこんなにファンな心理状況を生むのかと言うと、まさしくこれは今回のYAPCのトークでゆーすけべーさんが話されていたところである。
1時間の放送であれば聞き手も、その1時間を物理的な時間として明白に共有する。これが感情移入量を高めると考えられるのである。同じ内容を書き起こしのスクリプトだけ見ても音声と同程度の感情の変化が起こるとは考えづらい。
録音より生であればさらに感情移入が強まるだろう。

ウェブ空間も現実空間も圧倒的に情報過多になってしまっている現代で、Podcastというメディアではあえて情報のチャンネルを絞り、時間を共有することによって、感情的な価値を出しているのだと思う。
これはテレビが普及しインターネットが普及した後でも、ラジオというマスメディアが無くなっていないことにも通じるかと。

ただPodcastがラジオとも違うのは、個人の発信が可能であり、また広告ビジネスとして明白な営利活動であるケースが少数だと言うことであろう。
「聴取率とスポンサーの束縛」がなく、またお上の制約もないことで、発信者が1番伝えたいと思う、工夫に満ちた魅力的なコンテンツが生まれているのではないか。

とこんなことを考えていたらやっぱり自分も発信したくなった。
このブログだってあんまり見ている人はいないけど発信は発信である。
ただせっかくなら音声であるとかあるいは映像であるといったような、「時間共有型」メディアもやってみたいなと思う。

というわけでゆーすけべーさんのトーク、ほんと良かったです!
自分も発信したい気持ちを具体化する方法と意識を持てた。
Podcast、発信に興味ある方は以下スライドをぜひ。

"Podcastを支える技術、エンジニアのためのWebメディア、そしてCPAN"
(ゆーすけべーさんの発表slide)



ぼくの場合はまず先に卒業制作のWebサービスをつくれという話ではある。がんばろ。コード書くのは相変わらず慣れないけど。 

ぼくは残念ながらエンジニアではない。
しかしサービスをつくることはできるとどこかで思っている。
思いこむことも、時に必要だ。


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