2016年12月14日水曜日

ギークハウス良いとこ一度はおいで

この記事はギークハウス Advent Calendar 2016 の14日目の記事です。


私がギークハウスに住んでいた期間は、今年2016年の5月から9月までの5ヶ月間だ。
住んでいたのは、ギークハウス新丸子。通称ギー丸子。多摩川のすぐ近く、川崎市にある。

では、どうしてギークハウスに住もうと思ったのか。

もともと都内の実家で暮らしていたのだが、なぜかふと「ああ家を出よう」と思ったのだった。
そして、賃貸情報のウェブサイトを各種回って、色々検索したのだが、そこではたと気づいたのは、良い条件の賃貸物件は高いということ。
低価格で住めるところといえば、職場にもかなり遠くなり、そうなると実家を出ることで「費用もかかる」「会社も遠くなる」という話になる。
一方で、心底、一人暮らしがしたいと思ったわけでもないのだった。
単純に、家を出つつ、お金がそこまでかからない暮らし方はないものかと思ったのだった。

そこでググった結果、はじめて「シェアハウス」という存在を知る。
共用スペースがあることによって、相対的に家賃が下がる。
しかも、他の住人と交流ができる。

なんだ、こんなウマイ話があっていいのかと(笑)思って、そこからはネットの海をシェアハウスに絞って探していった。

色々シェアハウス情報を調べたところで「コンセプト・シェアハウス」という存在があることも知った。
住人、およびその家じたいにコンセプトがあって、その価値観に賛同する人たちが一緒に住む家。
なんと!おもしろそうだなと感じた。

ということで、次にはコンセプト・シェアハウスに絞って、ググっていろんなシェアハウス情報掲載サービスを眺めていった。

そのなかの1つに、ギークハウス(どこのギークハウスかは忘れてしまったが)を見つけて、ネットで育った人間としては心惹かれる何かを感じて、もう少し深く調べてみようと思ったのだった。

そしてこの
http://geekhouse.tumblr.com/
ギークハウスプロジェクトのTumblrを見て、空き情報を調べて、オーナー/管理人にコンタクトをとって内覧に行き、住むところを決めたのだった。

空きがあったギークハウスは東京近郊に何箇所かあったが、新丸子にした理由は、内覧に行ったらびっくりするくらい広かったからだ。
今は退去したので価格が一緒か分からないが、私が住むときは共益費込みで月45,000円。リーズナブル。
狭い家に住むのは辛いなあと思ったので、この値段でこの広い家に住めるのならありがたいなと思って入居を決めた。

以来5ヶ月間、いくつかのイベントも自分で主催したり参加したりを楽しみつつ、ギー丸子住民として平和に暮らした。
住む前は想像しなかった、ギークハウス生活の楽しみとして、2つを挙げたい。



1.料理

私はまるで料理スキルがないのだが、それはひとえに経験してこなかったためである。
ギークハウスに住むと、調理用具や調味料も色々そろっているし、イベントもちょくちょくあるので、なんとなく何か料理を作る機会が生まれる。
下手なりにも、クックパッドでレシピを調べ、住民やイベントのときのお客さんたちとわいわい料理を作って食べるのは、ことのほか楽しかった。

2. 雑談

ギークハウスの住民は、ネット界隈が好きな人が多い。したがって自分と興味関心の方向はリンクしている。一方でプログラマやマーケター、ニートなどなど仕事は多様だし、語学に強いとか映画に詳しいとか、みんな様々な得意ジャンルがあったりする。なので、価値観は近いが、知識体系にはバラつきがあって、これによって雑談していると色々と刺激を受けることが多かった。

住む前は、雑談を楽しむためのよく仕組みが内包されているとは、まるで思わなかった。
すばらしい雑談タイムだったなと、今思う。



以上が、私がギークハウスに住んだ経緯である。

なぜ退去したかについてだが、単純に、ギー丸子から会社に行くのが遠くて、最初は気にならなかったのだがなぜかだんだん面倒になってきてしまったという、とてつもない私の面倒くさがりぶりが理由である(笑)。

そもそもなんで遠いのに新丸子を選んだのかというと、もうそれは選ぶときにはそんなに深く地理的・交通のことは考えなかったから。勢いである。

でも直感でギークハウスに住んだからこそ、住民やゲストのみんなと交流したり、ほかのギークハウスに遊びに行く機会ができて色んな人と知り合うきっかけができた。

無計画なことは確かだったのだが、今思うと、ギークハウスに住もうと決めた数ヶ月前の自分の決断はとても良かった。

家を買うときは慎重に、というが、シェアハウスに住むときには、勢いと直感を信じてよいのかもしれない。合わなければ、出ればいいだけなので。

ギークハウス・アドベントカレンダー、明日は Mikami Kohei さんです。

2016年12月7日水曜日

深センのメイカーフェアに勢いで出展してきました。

2016年10月20日から25日にかけて中国に渡り、深センで開かれた"モノづくり愛好家の祭典" メイカーフェア(Maker Faire Shenzhen 2016)に出展してきました!

開発・出展したプロダクト名は「寝落ちSolver」といいます。
寝落ちを検出してすべての家電を自動でOFFにしてくれて、朝になったら手を叩くだけで家電がONにできる、快眠を支える便利なソフト制御装置です。

様子を動画に撮ってみました!






見ていただければわかりますが、とてもアットホームというか、手作り感満載というかそんな展示でした。
しかし、お客さんはたくさんブースを覗いてくれて、けっこうな割合で入ってくれて、私たちのプロダクトを体験したり質問したりしてくれました。

まったく初めての出展で、とくにハードウェアのスペシャリストが誰もいない(ほぼ全員ソフトウェアをつくった経験しかないチーム)のにもかかわらず、ちゃんと「受けた」ことは大いなる自信になりました。

そして、ぜひ多くの日本の方にも、Maker Faireへの出展に挑戦してもらえたらなと感じました。
とりあえず、出展エントリをしてしまうところから始める、「応募ドリブン開発」でも、なんとかなるかもしれません(私たちはそうでした)。

私が通っていたジーズアカデミーは、ソフトウェア開発スキルを学ぶ人が中心ですが、自分でハードウェアとの連携を学んでおられる方も結構多いように感じています。やる気があって、興味が近いメンバーでチームが組めれば、きっとやりたいことができるのかなと思います。
Maker Faire応募は、とてもよい機会として活用できるように思います!


↑一緒に出展したMPSのチームメンバーと。


↑ジーズアカデミーのメンターのびすけさん(ドットスタジオ 代表取締役)と再会!


↑ジーズアカデミー開校直前の際のアイデアソン審査員をされていた、池澤あやかさんにもお会いしました。

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★参考リンク

Maker Faire Shenzhen(深圳)に初出展する最初の一歩の踏み出し方
→同じチームのWataru Katoさんの記事です。

Maker Faire Shenzhenに行ってきました
→現地でお会いしたスイッチサイエンスさんの記事です。